ローカル開発環境の構築:もくじ
- ローカルサーバーを導入しよう
- ローカルサーバーの設定をしよう
- Web開発環境を構築しよう
- Web開発環境を実用的にしよう
- WordPressでブログを作成しよう
- メールの送受信を可能にしよう
前置き
これから何回かローカル開発環境の構築を記事にします。
僕は現在、WordPressでブログ2つとWebサイト1つ、PHPで作ったWebサイト1つを運用しています。
ローカル開発環境は構築していますが、ちょっと中途半端になっています。
新たにWebアプリケーションの開発を予定しているので、今までの覚え書きや記録を整理し公開します。
例えば、「○○は何ぞや」などの説明は基本的には有りません。
自分の覚え書きを前提にしているので、レシピの様な記事になると思います。
興味のある方はお付き合い頂ければ嬉しいです。
VirtualBoxの導入
Downloads – Oracle VM VirtualBox
後で書きますが、Vagrant1.7.2はVirtualBox 5.0(執筆時の最新バージョン)をサポートしていなかったので、4.3.30をインストールしました。
インストールは、VirtualBox.pkgを展開しインストーラーの指示に従って行います。
特にオプション設定などはありません。
アンインストールは、VirtualBox_Uninstall.toolで行えます。
Vagrantの導入
先日の記事の通り僕の環境ではVagrant 1.7.4(執筆時の最新バージョン)は適合しなかったので、1.7.2をインストールしました。
インストールは、Vagrant.pkgを展開しインストーラーの指示に従って行います。
特にオプション設定などはありません。
アンインストールは、uninstall.toolで行えます。
VagrantでCentOSを立ち上げる
ここからはターミナルを使ってコマンドでの作業です。
VagrantでCentOS6.5を初期化
cd mkdir CentOS cd CentOS vagrant init chef/centos-6.5
今どきはVagrant Cloudのおかげで、box addは不要のようですね。
Chefが公開しているboxを使ってCentOSを立ち上げました。
追記 2016-04-15
久々に新規にVMを立ち上げようとしたら、Chefがbentoに変わっていたので追記しました。
vagrant init bento/centos-7.2
公開されているboxはこちら
chef/bento
固定IPアドレスを割り当てる
Vagrantfile編集します。
vi Vagrantfile
1行コメントインさせるだけです。
config.vm.network "private_network", ip: "192.168.33.10"
CentOSを起動させる
vagrant up
無事、仮想マシンが起動しました。
ちなみにVirtualBox 5.0とVagrant 1.7.2の構成では以下のメッセージでvagrant up出来ませんでした。
No usable default provider could be found for your system.
Vagrant relies on interactions with 3rd party systems, known as
"providers", to provide Vagrant with resources to run development
environments. Examples are VirtualBox, VMware, Hyper-V.
The easiest solution to this message is to install VirtualBox, which
is available for free on all major platforms.
If you believe you already have a provider available, make sure it
is properly installed and configured. You can see more details about
why a particular provider isn't working by forcing usage with
`vagrant up --provider=PROVIDER`, which should give you a more specific
error message for that particular provider.
VirtualBox 5.0に対応しているのは、Vagrant 1.7.3からでした。
もし、以下のメッセージが表示された場合は、共有フォルダのマウントに失敗しています。
Failed to mount folders in Linux guest. This is usually because
the "vboxsf" file system is not available. Please verify that
the guest additions are properly installed in the guest and
can work properly. The command attempted was:
mount -t vboxsf -o uid=`id -u vagrant`,gid=`getent group vagrant | cut -d: -f3` vagrant /vagrant
mount -t vboxsf -o uid=`id -u vagrant`,gid=`id -g vagrant` vagrant /vagrant
The error output from the last command was:
/sbin/mount.vboxsf: mounting failed with the error: No such device
こちらのページで解決策を紹介しています。
よく使うVagrantコマンド
コマンド | 説明 |
---|---|
vagrant up | 起動 |
vagrant halt | 停止 |
vagrant reload | 再起動 |
vagrant suspend | スリープ |
vagrant resume | 再開 |
vagrant destroy | 削除 |
vagrant status | 確認 |
vagrant ssh | ssh接続 |
vagrant -v | バージョン |
vagrant -h | ヘルプ |